日本でも屈指の鉄道撮影スポット「サントリーカーブ」。大阪と京都の県境付近にあり、迫力ある列車写真が撮影できる名所として鉄道ファンを中心に人気を集めています。
この記事ではサントリーカーブの場所がどこにあるのか、そして行き方を詳しく解説します。初めて訪れる方のために、最寄り駅からのアクセス方法や周辺の見どころ、撮影時の注意点など最新情報も含めて紹介します。
目次
サントリーカーブの場所と行き方
サントリーカーブの場所は大阪府島本町山崎5丁目にあります。JR京都線の山崎駅と島本駅の間、京都寄りの線路沿いで、サントリー山崎蒸溜所のすぐ南側です。線路は緩やかにカーブしており平坦地にあるため、全長の長い列車でも編成全体を狙いやすいのが特徴です。
周囲は住宅地や山崎蒸溜所の施設が点在する静かなエリアで、列車が近づいてくる迫力ある光景を楽しめます。また阪急大山崎駅からも徒歩圏内にあり、京都府との県境付近に位置しているため、アクセスにも便利な場所です。
JR山崎駅からのアクセス
JR山崎駅からサントリーカーブまでは歩いて約5分程度です。改札を出て右手側に進むと、自転車置き場の横に小さな道が見えてきます。その道をまっすぐ進むとすぐ西谷踏切に出るので、踏切を渡って右側に進むと撮影ポイントに到着します。
案内標識は少ないため、駅から右手に伸びる緩い下り坂を目印に進みましょう。踏切周辺は交通量も多いので、渡る際には列車や車に十分注意してください。
阪急大山崎駅からのアクセス
阪急大山崎駅からサントリーカーブまでは徒歩約10分です。駅を出て南側(山崎蒸溜所側)の道を下ると、サントリー山崎蒸溜所の大きな看板が見えます。そのまま南東方向へ進み、京都府と大阪府の県境を示す石碑(関大明神碑)を過ぎると西谷踏切に出ます。西谷踏切を渡って右手に進むと撮影ポイントに到達します。
大山崎ルートは案内標識が少ないため、スマホの地図アプリを確認しながら向かうと安心です。駅から現地までは道が少し入り組んでいますので、安全に十分配慮して歩いてください。
車や公共交通機関でのアクセス
車やタクシーを利用する場合は、新名神高速道路の大山崎インターチェンジから国道171号を経由して約5分で着きます。なお、この周辺に専用の駐車場はありません。最寄りのサントリー山崎蒸溜所駐車場に停める、または山崎駅周辺に停めて徒歩で向かうとよいでしょう。
公共交通機関ではJR京都線の山崎駅が最寄りです。山崎駅からは徒歩ルートが整備されていますが、阪急大山崎駅からも徒歩圏です。バスは本数が少なく、夕方以降は運行していない場合もあるため、タクシー利用の方が無難です。
サントリーカーブの魅力・歴史
サントリーカーブはサントリー山崎蒸溜所の南側に位置することから名付けられた撮影名所です。京都から大阪方面へ向かう列車が緩やかなカーブを描きながら走行し、背後には山々や蒸溜所の施設が迫る美しい景観が広がります。かつては寝台急行「なは」「あかつき」など長大編成の列車が通過したことでも知られ、多くの鉄道ファンに愛されてきました。
現在は安全対策のために高さ約1.8メートルの防護柵が設置され、かつてのような低い位置からの撮影が難しくなっています。しかし夕暮れ時には逆光に映える列車や夜間のヘッドライトを光らせた走行風景が狙い目で、柵越しにも印象的な写真が撮影できます。
名前の由来
「サントリーカーブ」という名称は、線路の南側に位置するサントリー山崎蒸溜所(サントリーのウイスキー工場)から来ています。山崎蒸溜所は1924年(大正13年)開設の歴史ある施設で、その南を走る緩やかなカーブは昔から「サントリー山崎蒸溜所前」とも呼ばれてきました。鉄道ファンの間で通称「サントリーカーブ」と呼ばれるようになり、地元でも広く知られるようになりました。
山崎駅・大山崎駅を利用する通勤客や観光客からも見えやすい場所にあり、古くから世代を超えて親しまれてきたスポットです。鉄道写真誌やSNSなどで度々紹介され、関西を代表する撮影地として定着しています。
撮影スポットとしての魅力
サントリーカーブは魅力的な撮影ポイントが揃っており、関西屈指の撮影地とされています。緩やかなカーブの向こうに山や蒸溜所の建物が広がり、季節ごとに変化する美しい風景の中を列車が駆け抜けます。線路周辺に遮るものが少ないため、編成全体を低いアングルで迫力ある構図に収められるのも大きな特徴です。
また、日中はJR京都線を走行する新快速・快速列車や、新大阪~関空を結ぶ特急「はるか」、大阪~金沢方面の特急「サンダーバード」など、多彩な列車が次々と通過します。これらを背景に、夕陽や夜間のライトアップなど時間帯や天候でさまざまな表情が楽しめるのも魅力です。
通過列車
サントリーカーブを通過する列車は非常に多彩です。日中は大阪〜京都間を結ぶ各駅停車や快速、新快速電車が頻繁に行き交い、数分おきに列車を目にすることができます。また、大阪方面からは関西空港行き「はるか」号や金沢方面行き「サンダーバード」号が通過し、本数こそ少ないものの注目度の高い列車となっています。
夜間には大阪方面の貨物列車が走り去り、かつて京都~東京間を結んだ寝台特急「日本海」や「きたぐに」(現在は廃止)の通過記録も残されています。現在はこれら寝台列車は運行されていませんが、撮影地としての歴史を物語る思い出深い被写体です。
サントリーカーブ撮影の注意点とマナー
観光客にも人気のスポットですが、安全を最優先に行動してください。撮影エリアには高さ約1.8mのフェンスが設置されているため、低い位置からの撮影は難しくなっていますが、必ずフェンスの外側から撮影してください。踏切付近での撮影も禁止されているので、列車接近時に踏切内や線路上に立ち入らないよう十分注意しましょう。
周辺は生活道路や工場へのアクセス道路でもあるため、通行車両や歩行者への配慮も欠かせません。三脚や脚立を使用する際は他の人の通行を妨げない位置に設置し、列車通過後は速やかに移動しましょう。ゴミは必ず持ち帰り、撮影マナーと地域のルールを守って安全に楽しんでください。
まとめ
サントリーカーブは京都と大阪の県境近くに位置する、関西屈指の鉄道撮影名所です。最寄りはJR山崎駅と阪急大山崎駅で、いずれも駅から徒歩圏内にあります。線路はサントリー山崎蒸溜所の南側にあり、現在は安全柵が設置されているため必ず柵の外側から列車を観察してください。ここでは多彩な列車と四季折々の背景を楽しむことができます。この記事で紹介したアクセス方法や注意点を参考に、ルールを守って楽しい鉄道撮影のひと時をお過ごしください。
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